アントレアミのGAGAデニムのバックポケット金具が壊れた?修理でお気に入りデニムを長く愛用するコツ
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お気に入りのデニムパンツが壊れてしまったら、一瞬ショックですよね。でも、これを機に修理の魅力を再発見したんです!壊れてしまったバックポケットの金具を直して、また新鮮な気持ちで履けるようになったので、その過程をゆるっとお届けします。
アントレアミとは?
まず、Entre Amis(アントレアミ)をご存知でない方に、簡単なご説明を。
2007年イタリア・ナポリ創業と、ファッションいおいて深い歴史をもつナポリの中では、比較的若いブランドなんです。親会社が生地を取り扱う会社ということで様々な生地で作ったパンツのコレクションをピッティにて発表し一躍話題になったブランド。元々パンツ専業ですので、作り出す美しいシルエットは、履く人を格段に美しく見せてくれます。美しいだけでなく素材や作りにこだわった使いやすさも魅力です。
アントレアミのデニムパンツの特徴
アントレアミの特徴は、先程も挙げた通り、その美しいシルエット。これをスラックスやデニムパンツ、ショートパンツに至るまで、様々なボトムスに用いて、着る人を格段に美しく見せてくれます。
そして、今回のメインとなるデニムパンツ。中でも代表モデルであるGAGAモデルのデニムパンツは、19世紀のナポリの貴族が踝より少し短めのパンツを穿いていたことにインスピレーションを得て誕生したブランド肝いりのクロップド丈モデルです。クロップドと言っても、やり過ぎないレングスをキープしているので、スポーティーになり過ぎず、通年で使えます。当然のことながら、足元がスッキリするので、ローファーやスニーカーなどを多用するイタリア系ファッションとの相性が抜群です。
さらに、ブランドのアイコンとなる金属パーツがバックポケットにあしらわれています。何もないと寂しいけど、ブランドの主張が強すぎると、少し躊躇ってしまう自分にとっては、丁度良いバランスなんです。
壊れてしまった状況
実は、アントレアミのデニムを愛用するようになってから、唯一と言ってよい欠点に悩まされています。私だけかもしれませんが、車から降りる際に、このバックポケットの金具が車のボディーに丁度引っかかるんです。もちろん、金具ですから車にこすれれば、ボディーの塗装をガリっとやってしまうんです。歴代3台、全てやってます。学習しない自分にも驚きです。
気を付けて降りれば良いのですが、気を付けていてもふとした時にやってしまうんです。かれこれ10回ではきかないかもしれません・・・。
つい先日も降りようとした際に、ドアのフレーム部分に引っ掛けてしまい、今度は金具が外れてしまったんです。
以下の画像は、金具が外れているのですが、無理やり押し込んでいます。引っ張るとパックマンのような金具が外れ、表の金具もポロっと取れてしまうんです。
問題点
ここで問題が。
軽くはめた状態では、すぐに外れてしまう。
しかも、再び車に引っ掛けるのは関の山。
個人的に直すにしても、接着剤程度しか術がない。
どのように直していったかご説明していきます。
プロの修理業者を探す
今回は、DIYではしっかりと直すことが出来ないと判断したので、色々とプロの業者さんを探してみました。いざ探してみると、細かな依頼を聞いてくれるのか不安で、なかなか決め切れず。そんな時、いつもお世話になっているリファーレの松添代表に、別の話の中でデニムお直しのプロをご紹介いただいたんです。しかも、私たちと同じ府中にお店を構ているからさらに驚きです。
「GREEN DOOR(グリーンドア)」さんと言うお店で、府中市場、正式には「大東京綜合卸売センター」内に店舗を構えています。早速伺って、ご挨拶させていただいたのですが、大変気さくで明るい方で、それでいて凄く丁寧に作業をされていることが伝わってきました。私のデニムの話をすると、詳細を聞いていただき、様々なご提案もいただきました。
最終的に決まったのは、金具を再度取り付ける為に、穴あけして糸で留める方法。でも、それだけだと再び引っ掛けてしまうかもしれないので、逆サイドに移設してしまってはどうかと。
「面白い!!やりましょう。」
ブランドからすれば、様々な意図があってあの位置につけていたと思うので、少し申し訳ない気持ちもありつつ、履けなくなってしまうよりはと、お直しを決めました。
次は、実際にどうなったかご紹介します。
修理前後のデニムの様子
まず、こちらは元々の状態。コインのようなデザインがポケットの外側に付いてますね。
これが移設後。
コインが左側のポケットに!しかも、元あった場所は、綺麗に穴を埋めてあります。全く目立ちません。
ポケットにコインが入っているみたいで、これはこれで可愛らしいです。
しかし、似てますね五円玉。
まとめと感想
グリーンドア押田さん、リファーレ松添さん、ありがとうございました!
今回、デニムパンツを直したわけですが、これでお気に入りの洋服を長く使う事ができます。それだけでなく、アレンジも加えることで自分だけの楽しみみたいなものを味わえたような気がします。
スーツやジャケット、ドレスシャツ、革靴など、紳士ファッションでは、修理やメンテナンスがとても重要になります。高価な場合も多いですから、信頼のおけるプロに任せることは最善かもしれません。グリーンドアさんについて詳しくは、また別の機会にご紹介させていただきます。
皆さんも、大切なお気に入りの逸品を、直してもらえるパートナーを見つけてみてはいかがでしょうか。きっとこれまで以上にファッションを愉しめると思いますよ。