
冬のスーツスタイルを格上げする冬小物とは?クラシコイタリア流|マフラー・手袋・バッグの選び方|参考コーデ21選

冬のスーツスタイルは、コートだけでは完成しません。
印象を左右するのは、実はマフラーや手袋、バッグといった「冬小物」。
これらは面積こそ小さいものの、視線が集まりやすく、装い全体の“品”を決定づける存在です。
本記事では、クラシコイタリアの考え方を軸に、大人が失敗しない冬小物の選び方を解説します。
CONTENTS 目次
なぜ冬小物でスーツの印象が変わるのか
まず押さえておきたいのは、冬小物が担う役割です。
スーツやコートが「土台」だとすれば、マフラーや手袋、バッグは仕上げにあたります。


たとえば、同じネイビースーツとチェスターコートでも、
・首元に柔らかなカシミヤマフラーを添える
・手袋をレザーに替える
それだけで、印象は驚くほど変わります。
実際に私たちが撮影やスタイリングを行う中でも、
「コートは変えていないのに、ぐっと大人っぽく見える」
と感じる瞬間の多くは、小物を替えたときです。
だからこそ、冬小物は“足す装飾”ではなく、
全体を整えるための調整役として考えることが重要になります。
クラシコイタリア流・マフラーの選び方

スーツに合う素材は「カシミヤ」か「上質ウール」
クラシコイタリアの装いでは、マフラーは防寒具であると同時に、
首元に柔らかさを与える存在として扱われます。
おすすめは、
- カシミヤ
- きめの細かいウール
厚手すぎるものより、ドレープが自然に出る素材のほうが、
スーツやジャケットと美しく馴染みます。
色は4色あれば十分




色選びで迷ったら、次の3色を基準にしてください。
- グレー
- ネイビー
- ブラウン
- ブラック
とくにグレーは、ネイビー・グレー・ブラウン系のスーツすべてに合わせやすく、
「一本目」に最適です。
実際、ネイビーコートにライトグレーのマフラーを合わせると、
コントラストが強すぎず、上品で柔らかな印象に仕上がります。
巻き方は「作り込みすぎない」
イタリア流のマフラー使いは、とても自然です。
きっちり形を作るより、
軽く首に掛ける、ラフに一巻きする程度で十分。
“お洒落に見せよう”と意識しすぎないことが、結果的に大人の余裕につながります。
実際に合わせてみて感じるのは、
マフラー一枚で、首元の印象が驚くほど変わるということ。色や素材を抑えたものほど、長く付き合える一本になります。
リタリオリブロで取り扱っているマフラーは、
スーツやコートに自然に馴染むものを中心にセレクトしています。
大人の手袋は「レザー、一択」にならない理由
レザー手袋が映える場面

スーツスタイルで最も相性が良いのは、やはりレザーグローブです。
とくに、
- チェスターコート
- ウールコート
- ドレス寄りの装い
には、レザーの艶感がしっくりきます。
色はブラックも良いですが、
ブラウンやダークブラウンを選ぶと、やや柔らかい印象になり、着回しも効きます。
ニット手袋が“こなれて見える”瞬間

一方で、すべての場面でレザーが正解とは限りません。
ジャケットスタイルや、ややカジュアル寄りの日には、
上質なニット手袋を選ぶのも一つの方法です。
「今日は少し肩の力を抜きたい」
そんな日にニット手袋を合わせると、装いに自然な抜け感が生まれます。
靴・バッグとの“さりげないリンク”
手袋は、靴やバッグと色を完全に揃える必要はありません。
ただし、
トーンを近づけるだけで、全体の統一感は大きく変わります。
手袋は、毎日使うものだからこそ、
派手さよりも「使い続けられる質」を大切にしたいところ。リタリオリブロでは、
ビジネスシーンでも違和感なく使えるレザーグローブや、
さりげない抜け感を楽しめるニット手袋を取り揃えています。
バッグで“仕事感”を出しすぎないコツ
ブリーフケースは「艶」で選ぶ

スーツに合わせる定番は、レザーブリーフケース。
ここで重要なのは形よりも、革の表情です。
- 艶が強すぎる → 堅い印象
- マットすぎる → カジュアルすぎる
程よく艶のあるレザーは、スーツスタイルを品良く引き締めてくれます。
トート・クラッチは休日寄りの装いに

ジャケット×スラックスなど、少し力を抜いたスタイルなら、
レザートートやクラッチも有効です。
「スーツにクラッチは難しそう」
と感じる方も多いですが、
色と素材を抑えれば、大人の余裕を感じさせる組み合わせになります。
バッグは、装い全体の“空気感”を決めるアイテムです。
堅くなりすぎず、くだけすぎない。
そのバランスを大切にしたレザーバッグを中心にセレクトしています。
冬小物は「足し算」より「引き算」で考える

最後に、もっとも大切な考え方です。
冬小物は、
・色を増やしすぎない
・主役を奪わない
・全体を整える
この3点を意識するだけで、失敗はほとんどなくなります。
クラシコイタリアの装いが美しく見える理由は、
決して派手だからではありません。
引き算の美学が、装いの芯にあるからです。
参考コーデ21選





















まとめ|冬小物で、いつものスーツに“更新感”を
コートやスーツを買い替えなくても、
マフラー、手袋、バッグを見直すだけで、冬の装いは確実に変わります。
まずは、
「今の装いに、少しだけ整える余地がないか」
そんな視点で、冬小物を選んでみてください。
きっと、これまで以上に
自然で、上品な大人の冬スタイルが完成するはずです。
今回ご紹介したような冬小物は、
一点取り入れるだけで、いつものスーツスタイルを自然に整えてくれます。リタリオリブロでは、クラシコイタリアを軸に、
スーツやジャケットと相性の良いマフラー・手袋・バッグを一点ずつ厳選しています。「今の装いに、少しだけ更新感を加えたい」
そんな方は、こちらからご覧ください。






