ブートニエールとは?ダサいと言われない使い方やポイント、ブランドなどをご紹介
ご覧いただきありがとうございます。
突然ですが、ブートニエールはご存知ですか?
テレビなどのメディアでお洒落にジャケットを着ている芸能人を見ると、襟もとに飾りのようなものが付いている事があると思います。まさに、アレこそブートニエールです。
もちろん、芸能人だけでなく、オシャレ感度の高い方なら既に取り入れているかもしれません。
一段上のお洒落を愉しむアイテムとして人気のブートニエール。使い方やポイントなどをご紹介します。
CONTENTS 目次
ブートニエールとは?
まずブートニエールとは、元々フランス語で「ボタンホール」を意味する言葉です。
男性用ジャケットのラペル(襟)部分にボタンホールが空いてますよね。
フラワーホールとも呼ばれるこの穴、これこそがブートニエールです。
その後19世紀後半くらから英語でも使われるようになったそうです。
さらに元々のボタンホールの意味から、そこに飾る飾り花も指すようになり、ラペルの花飾りをブートニエールと呼んでいます。
ブートニエールや飾りの種類
ピンズ
ピンズ(英: lapel pin)とは、金属プレート裏面に針を垂直に立てたバッジの一種。ピンバッジとも呼ばれる。針を衣服等の布地に貫通させて、バタフライクラッチ(Butterfly clutch)と呼ばれる留め具で固定する。記念品、ノベルティ、お土産、アウェアネス・リボンとして作られ、或はサークルや個人で制作する例も見られる。略綬や資格・身分証明などとして使われることもある。
引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%94%E3%83%B3%E3%82%BA
比較的多くのブランドで見かけるピンズタイプ。
イザイアやエルビーエム、タリアトーレなどでも採用されています。
ラペルピン
ラペルピンは、「スティック型」の飾りをフラワーホールに付けるアクセサリー。
この他にも「チェーン型」などがあります。
華やかさやインパクトのあるアイテムなので、一般的なビジネスシーンでの使用は避けるべき。
つまり、結婚式や華やかなシーンでの使用が好ましいと言えます。
ボタンタイプ
飾りの裏側にボタンを付けることで、フラワーホールに簡単に取り付けることが出来るタイプ。
生地に穴を開けることも無く、大変使いやすいデザインです。
例えば、ラルディーニがこのタイプのブートニエールを採用していることで有名です。
ブートニエールの由来や歴史
そもそもジャケットのラペルに、なぜ穴が開いているのでしょうか。
これは、元となったのが軍服であったことに由来します。
その後、襟を立てて着るスタイルだった軍服から、徐々に襟を追って着るスタイルへ変化していったことで、今のテーラードジャケットのスタイルが出来上がりました。
つまり、その当時のボタンの名残が現在も残っているという事。
しかし、なぜ使わなくなったのに残っているのか。
これには諸説あるようですが、フラワーホールに花を挿すなど、ファッションの一つとして定着したからだと言われています。
ブートニエールはいつ使うの?
フォーマルな場面
まず初めに思いつくのは、結婚式やパーティーなどのフォーマルなシーンでの使用。
もちろん主役より目立ってしまうのはNGですが、ジャケットやパーティーの雰囲気に合わせた飾りを選ぶことで、洗練された雰囲気を醸し出すことが出来ます。
普段使い
明らかに浮いてしまう程、華やかな飾りを除いて、チャレンジしてみても良いと思います。
例えば、ラルディーニやエルビーエム、タリアトーレなどイタリアブランドのジャケットでは、飾りがあっても、とても上品に着ることが出来ます。
決して派手過ぎたり、悪目立ちするような雰囲気ではありません。
飾りも含めて完成されていますね。だから、デートなど少し気合を入れたお洒落をする場はもちろん、そのような場でも、上手く使いこなすために、普段から検討してみる事をお勧めします。
ブートニエールやピンズを採用する代表的なブランド
LARDINI(ラルディーニ)
イタリア人気ブランドの中で、タリアトーレと双璧をなすブランド、ラルディーニ。彼らの採用するボタンタイプのフラワーブートニエールは、シーズンやモデルによっても色や素材が異なり、ファッションの一つとして愉しむことが出来ます。
TAGLIATORE(タリアトーレ)
シルクハットデザインのピンズや最近では新たにTをデザインしたピンズなども採用し、ラルディーニと共に人気を集めています。
エレガントながらもシンプルで控えめなデザインなので、比較的使いやすいデザインです。
ピーノ氏のセンスの良さを感じさせます。
ISAIA(イザイア)
ブランドの象徴でもある赤珊瑚モチーフのラペルピンを採用しています。
ブランドのロゴマークとして知られていますが、そもそもナポリ人にとって赤珊瑚はラッキーチャームとして知られている幸運の証なんです。
GABRIELE PASINI(ガブリエレパジーニ)
ラルディーニとタッグを組み、ナポリの伝統的サルトリアーレ技術と繊細な美意識を融合させたコレクションを展開するパジーニ。アイコニックなスカルモチーフのラペルピンを採用しています。
伝統を重んじるサルトリアーレの世界にスカルと言う斬新なデザインを採用するあたりが面白いですね。
初心者でもブートニエールを使いこなすには?
ちょっと間違えるとダサイなんていわれてしまいます。
難しいけど面白いところでもありますよね。
ありがちな問題として、以下のような事があると思います。
- ブランド主張が強くなり過ぎる
- キザな雰囲気が出てしまう
- コーデがチグハグになる
いくらシンプルとは言え、飾りを付けることで少なからず主張が強くなります。
その為、まずはブートニエールを地味目なものから取り入れてみてはいかがでしょうか?
また、コーディネートも、上から下までバッチリキメキメにするのではなく、デニムやスニーカーを取り入れたり、ドレスシャツをカットソーに変更したりすることで、少し抜け感を意識してみてはかがでしょうか。
これによりキザな雰囲気も軽減されると思います。また、ネクタイとシャツやジャケットの色合わせと同様に、ブートニエールも色合わせを行う事で、コーディネートに自然になじみます。
全体のカラーをモノトーンを除いて2色くらいに抑えることで、スッキリとしたコーディネートが期待できますよ。
実を言うと、自身もこれまであまり取り入れてこなかったアイテムなんです。
でも、そこまで深く考えず、単純に愉しんでみようと思っています。
もちろん、上にあるような問題点は解決しながら。
ぜひ、みなさんも新しいコーディネートをお試しください。