
パラブーツ ミカエルフォックのオールソール
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CONTENTS 目次
このままじゃ履けない
完全にソールが欠損した、パラブーツのミカエルフォック。
現状では履く事ができないので、何とか履ける状態にする為、自分で市販ソールを購入し、接着剤で着ける方法も検討しましたが、付け焼刃の修理では結局また外れてしまう可能性が高いです。
となれば、残された方法は「オールソール」という修理しかありません。
料金・納期・仕上がり等、悩む部分もありましたが、結果大満足の仕上がりとなりました。
ここでは、発送から納品、修理の仕上がりや感想をご紹介します。
オールソールとは?

靴のソールを全て新しく交換する修理を「オールソール」と呼びます。
アウトソールはもちろん、ミッドソール、ヒール等、必要に応じてコルクやシャンクなどソール全てを交換する大規模な修理です。
例えば、オールソール出来るのは「グッドイヤーウエルト製法」の靴が有名です。
そして、このパラブーツのような「ノルウィージャン製法」の靴もお店で修理可能です。
しかし、高額修理の為、『オールソールしてでも履きたい』と思える靴から修理するのがおすすめです。
どこで修理するのが良い?

様々なお店でオールソールが可能です。ただし、ノルウィージャン製法に関しては、小さな靴屋等では出来ない場合もあります。
それゆえ、ユニオンワークスやリファーレといった信頼のある靴修理専門店で行うのがベターです。
また、必ず候補に入れたいのが、公式リペアの修理です。
公式リペアは、ソール以外も一緒に純正パーツで直すことができます。パラブーツのソールは自社生産の為、他店では購入・修理できません。
ソールにこだわる方は、必ず公式リペアで修理してください。
料金はいくら?

オールソールの料金はピンキリですが、安くても15,000円以上はかかります。
修理の工賃はもちろん、ソール種類や仕上げ、純正部材の有無によって価格が上下します。
例えば、一般店でビブラム社のソールに変えるオールソールは 、¥15,000〜¥20,000台が多いです。
いっぽう、パラブーツの公式リペアでオールソールを依頼した場合は、¥27,500(税込)が基本料金になります。
【まとめ】
・靴修理店
料金:15,000円~20,000円台
納期:一般的に 3〜6週間程
・パラブーツ純正
料金:27,500円(税込み)
納期:2ヶ月〜
それ以外に、交換必須なパーツがあったり、別途送料や手数料がかかる場合もあるので、上記は最低限の料金とお考えいただくのが賢明です。
公式リペアの利用手順

今回のミカエルフォックは、純正ソールで履きたかった為、公式リペアで修理することにします。
【手順】
① 🔍修理内容の相談・確認
まずは電話やメールで 修理したい内容(例:オールソール)・納期・料金について相談します。
※公式サイトから問い合わせができます
② 📦靴を送る
修理する靴を 指定の配送先住所(パラブーツ公式リペア係)へ発送します。
※箱やシューツリー等は、破損防止のため同梱不可
③ 📧 到着後の連絡
靴が到着してから 1週間以内に、パラブーツ側からメールで連絡が来ます。
そこから修理内容の最終確認・料金・納期などが確定します。
※修理はパラブーツ直営のリペアセンターまたは提携工房で行われます。
④ 🔧修理作業
・古いソールを丁寧に取り除く
・必要に応じて内部パーツも点検・補修
・新しいウェルト・ソールを装着
・最後に仕上げ・クリーニングして完成
⑤ 📬 修理完了 → 返送
修理が完了したら 返送されます。
支払いは 代引き(クレジットカード・現金対応) で行うのが一般的です。
※返送料・代引き手数料が別途かかります。
修理・見積り内容
アウトソールの装着は必須。さらに、古い靴の為、ウエルト(アッパーとソールをつなぐ帯状のパーツ)にも劣化が見られる為、それも交換します。
そればかりか、中敷きも擦れや変色がひどかった為、良い機会なのできれいなものに交換します。
【見積料金・内訳】
・オールソール交換 24,200円
・ウエルト交換 5,500円
・インソール交換 3,850円
※全て税込み
どんな仕上がりだろう?と思いがちですが、完成形が分かっているので安心感がありますね。
実際の修理結果

約2ヶ月を経て、無事に戻ってきました。
新品のソールを装着する事で、靴自体も新品のような雰囲気になっています。
さらに、料金には含まれていませんでしたが、全体のクリーニングもしてくれたようで、アッパーに素晴らしい光沢感が蘇っています。

大満足の出来栄え
・ソール




難易度の高いノルウィージャン製法でも、オールソールの痕跡を一切感じさせない、さすが純正と思わせる素晴らしい出来栄えです。
選んだソールは元々のソールと同じ『MARCHEⅡ』。重厚ながら屈折感も良く、グリップ力も◎のイチ押しソールです。
また、ウエルトは外から見ても分かりませんが、きっと新しいものに変えて、縫い直してくれたはずです。
・インソール

まず驚いたのが、中敷き交換。
3,850円と抑え目の価格ながら、とてもきれいに新品に交換してくれました。
さらに、この中敷きには「Cousu Norvégien」の文字が入っています。ノルウィージャン製法の靴専用の中敷きということですね。
こういう小さな部分を見ても、純正ならではの高い満足感を感じさせます。
実際に掛かった費用
・オールソール交換 24,200円
・ミッドソール交換 5,500円
・インソール交換 3,850円
・代引き手数料 1,100円
最後に、代金引換で合計 34,650円をお支払いして完了です。
※現金払い・クレジットカード払い共に使用可能です。
シューレースを新調すると◎


靴紐は楽天でセミオーダーの物を購入済。編み感のある太い黒紐に、アグレットは金属(アンティークカラ―)になったものをチョイス。
そのうえ、長さも5cm刻みでオーダーできます。
靴に合わせて、ベストのバランスを想像して購入してください。
早速履いてみる

見た目は文句なしでも、履き心地は変わる?
一般的には、オールソールをすると履き心地が結構変わってしまいます。
そこで、オールソール後の履き心地を正直にお伝えします。

率直な感想を言えば、『これぞパラブーツ』。非常に履きやすいです。
ひとつは、柔らかさとクッション性はありながらも、しっかりと地面を掴む感覚。
もうひとつは、新しいソールでも変な固さはなく、適度な重みもあり、歩行時・直立時の安定感が◎。その上、見た目の完成度が何より素晴らしい。
とりわけ、ミカエルにはVibram 100 や2070 等を装着する方が多いです。
それらも良く似合うソールですが、やっぱり純正の「Marche II」だと安心感がありますね。
修理後の感想

率直な感想は、『公式リペアに頼んで大正解』です。
理由としては、
ひとつは、「他では入手できないMARCHEⅡを装着できた」
ふたつめは、「純正の中敷きで見た目もきれいになった」
みっつめは、「見積通りの金額で、最後まで丁寧な対応だった」
以上が大きな理由で、他の靴修理店より料金は割高でしたが、それ以上の満足感を得ることができました。
特にこのミカエルフォックはもう廃番になっていることから、今後きれいな状態で手に入れることが難しい。
そうした事情もあり、ここで新品同様に戻せば、これからまた何年も履けると判断したことも、公式リペアを選んだ理由です。
リペア店のメリット・デメリット比較

「廉価な一般リペア」か「高価な公式リペア」、両方のメリット・デメリットをご紹介します。
・一般リペア
【メリット】 ・料金が安い ・納期が早い ・好きなソールを選べる(純正品以外)
【デメリット】・純正パーツで修理できない
・公式リペア
【メリット】 ・全て純正パーツで交換できる
【デメリット】・料金が割高 ・納期が遅い ・純正品以外装着できない
オールソールのコツ
どのお店でオールソールをしても、一長一短があります。
具体的には、今回は廃番のパラブーツということで純正ソールに拘りましたが、もし別の靴なら廉価な一般リペアに頼んだ可能性が高いです。
逆に、今後売却を考えるなら、やはり純正パーツでの修理の方が高く売れるはずです。
ようは、ケースバイケース。
料金だけでなく、靴と自分の状況によって修理店を選ぶこと。
それこそが、満足のいく「オールソールのコツ」です。
修理してまで履かない場合は?
大切にしてきた靴も、飽きて履かなくなった。
修理が必要だけど、手間もコストもかかるのでやりたくない。
そうした靴たちを「靴箱の肥し」にしてしまっては、自分も靴もメリットはありません。
もし、そうした靴があったら、お早目に売却を検討するのがベターです。
なぜなら、売却することで次の靴の資金になりますし、靴にとってももう一度活躍の場ができるからです。
リタリオリブロでは、お客様のご不要になった靴を買取するサービスを行っています。
また、専門店ならではの知識と販売力をもって「高価買取」をいたしております。
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