テーラードジャケット×ジーンズで、おじさん臭くない大人コーデ 着こなしご紹介
テーラードジャケットは、大人コーディネートの入り口であり、さらに、これを極めていくことがお洒落玄人への近道でもあります。最も男らしく、大人っぽいテーラードジャケットを着こなす為に、今回は、「ジーンズ」との組み合わせに焦点を当てています。
ぜひ参考にしていただけましたら幸いです。
CONTENTS 目次
テーラードジャケット×ジーンズを着こなすメリット
カジュアルな要素とフォーマルな要素の融合
まず第一にテーラードジャケットは一般的にフォーマルなアイテムです。対してジーンズはカジュアルな印象を与えます。これらを組み合わせることで、カジュアルなスタイルにフォーマルな要素を取り入れ、絶妙なバランスを生み出すことができます。
ジーンズのカジュアルな要素は、テーラードジャケットの堅苦しさを和らげ、リラックス感を演出します。その結果、堅苦しい印象を避けつつも、適切なフォーマルさをキープできます。
汎用性の向上
テーラードジャケットとジーンズのコンビネーションは非常に汎用的で、多くの場面に適応できます。例えば、ビジネスカジュアルなイベントから友達との食事まで、幅広いシーンにおいて、失礼のない適度なラフさを演出してくれます。
アクセサリーの活用
テーラードジャケットとジーンズの組み合わせは、アクセサリーを活用しやすいスタイルです。ビジネススタイルでは取り入れにくかった時計やブレスレット、指輪、革製品などの小物使いに自由さが加わり、コーディネートに個性を加えることができます。
シンプルながらも洗練された印象
ジャケットの持つシンプルな印象により、洗練されたスタイルを作り出すことができます。清潔感のある雰囲気、ベーシックな色合いにより、洗練されたスタイルを演出します。
このように、テーラードジャケットとジーンズの組み合わせは洗練されつつも、どこか抜け感のある絶妙なスタイルを作り出すため、多くのメンズファッション愛好者にとって人気のあるコーディネートとなっています。
ジーンズを合わせる時の気を付けるべきポイント
ジーンズの品質とフィット感
品質とフィット感は非常に重要です。安価なジーンズや形が悪いジーンズを選んでしまうと、全体の印象が台無しになります。ジーンズは適切なサイズで、体型に合ったものを選びましょう。ジャケットスタイルに合わせるので、まずは細身のジャストサイズ、丈はやや短めを選ぶのが良いでしょう。
テーラードジャケットの選択
次に、テーラードジャケットの選択も重要で、ジーンズとのバランスを考えて、ファブリックやシルエット、カラーを選びましょう。例えば、ビジネスで使用するような高番手のウール生地などではなく、カジュアルな素材やデザインのジャケットが、ジーンズとより調和するでしょう。
さらに、ビジネス用と比べると、丈もやや短めの物を選ぶと良いでしょう。
適切なアイテムの選択
テーラードジャケットと合わせるシャツやトップスも重要です。例えばカジュアルなスタイルを求めるならば、Tシャツやカジュアルシャツが良いでしょう。また、ビジネスカジュアルな場合は、シャツやニットなどを選びましょう。
さらに、靴の選択もポイントです。スニーカーやドレスシューズなど、コーディネートに合った靴を選びましょう。靴のスタイルが全体の雰囲気を左右しますので、慎重に選びましょう。例えば、ヤコブコーエンやPT TORINOのように、革靴に合わせやすいデニムパンツもありますので、上品に決めたい時は、このようなブランドを選ぶと良いでしょう。
季節に応じた素材の選択
ジーンズの素材や色合いは季節に応じて選ぶことも重要です。例えば、冬にライトオンス(薄手)の明るいジーンズは、少し違和感を持たれるかもしれません。そのため冬は、レギュラーオンス以上で、濃いめのジーンズが適切でしょう。逆に夏は色落ちした明るい色なども取り入れやすい季節です。
これらのポイントに留意することで、テーラードジャケットとジーンズのコーディネートを成功させることができます。バランスと適切な選択がカギとなりますので、慎重に選ぶようにしましょう。
ブラウンタートルで渋く、シックに
POINT
ブラウンのツイーディーなジャケットに、ハイゲージのタートルネックを合わせることで、スッキリ感をプラスしています。シンプルなデニムパンツは、細身のシルエットで、裾はロールアップ。その結果、スニーカーとの相性をさらに向上させています。
ITEM
スポーティーなパンツを合わせる
POINT
ジャケットにジレ、シャツを合わせているので、かっちりとしたコーデになりそうなところ、しかしボトムスとスニーカーで絶妙に着崩しています。さらにジャケットの素材は、チルコロのジャージー素材のように、ラフな着こなしを愉しめるものを取り入れると好相性。
ITEM
ワインレッドのジャケットをデニムで着崩す
POINT
意外に難しいカラーの一つがボルドー。ネクタイなどでも人気のカラーで、高貴な雰囲気を醸し出せる上品なカラーです。その反面、着崩すには全体のバランスを考えないとチグハグになってしまいます。今回は、ダークグレーのニットを合わせて、カジュアルダウンしています。このように、余計な装飾は必要無く、シンプルにニットやスニーカーを合わせればOK。
ITEM
ケーブルニットでラフさをプラス
POINT
カジュアルにジャケットを着こなすなら、このような着こなしもありかもしれません。例えばケーブル編みのショールカラーニットを中に着れば、カチッとしがちなジャケットスタイルを柔らかい雰囲気に変えてくれます。さらに、ネイビー&ホワイトの2色をベースとすることで、洗練されたスタイリングを生み出しています。
ITEM
ブラックジャケットでカジュアルを引き締める
POINT
モードを代表する「ブラック」コーデ。実は、ジャケットスタイルにおいても役に立ちます。とりわけ、カジュアルなスタイリングを、シックで大人っぽく、キメたい方にはお勧めです。例えば、ブラックシャツにブラックジャケットをオン。加えて、デニムパンツに、ブラックの革靴を合わせれば、程良く着崩してはいるものの、上品さを損なわないコーデが完成します。モダンな雰囲気を持ち合わせるタリアトーレやラルディーニのようなモダンなブランドは、このような着こなしに重宝します。
ITEM
オジサンぽくならないブラウンジャケットコーデ
POINT
次に、柔らかいブラウンを用いれば、大人のゆとりを感じさせる着こなしに。さらにシャツに色々と求め過ぎず、シンプルにホワイトの高番手ブロードシャツを選ぶことで、若々しさ、こなれ感を増しています。この時大切なのは、シンプルゆえに色々と盛り込まない事。そして、それを叶えてくれるのは、その物自体の品質の高さ。つまり、シャツやジャケットに満足感のある質があれば、それだけでOKという事。
例えば、ジャケットにベルベストやスティレラティーノ、イザイア、キートン。
シャツに、フライやバルバなどを合わせれば品質は間違いなし!
ITEM
オジサンぽくならないブラウンジャケットコーデ2
POINT
ちょっと間違えてしまうと「おじさん臭い」なんて言われてしまいそうなブラウンジャケット。しかし、これを上手く着こなしてこそお洒落さん。まずは、ブラックのインナーにより土臭い感じを一蹴。さらに、ロールアップし足首を出すことで、活発で若々しい印象もプラス。
さらに、革靴の品質にもしっかりと拘りたいところ。質の悪い革靴は、お洒落さんには簡単に見抜かれます。「おおっ」と思わせる革靴を持っておくと良いでしょう。
例えば、エドワードグリーンやクロケット&ジョーンズのような英国靴、それに加えジョンロブやサントーニ、ジェイエムウエストンなども良いでしょう。
ITEM
オジサンぽくならないブラウンジャケットコーデ3
POINT
次にこちらではジレを合わせ、上品さを増しています。質の良いホワイトシャツが、清潔で爽やかな与えます。もちろんこの手の高級シャツは、糊付けなしでナチュラルな風合いを楽しみたいですね。
パンツは当然ですが、細身のジャストフィット。
ITEM
ブルー系で統一したジャケットコーデ
POINT
一見ビジネスにも使えそうなジャケットスタイル。しかし、ボトムスをデニムに置き換えるだけで、上品な着こなしを愉しめます。特に、ポイントとなるのは、ジャケットやシャツの上品さにマッチするパンツを選ぶこと。例えば、人気のブランドにヤコブコーエン、PTトリノデニム、イカイ、アントレアミなどのブランドがあります。
ITEM
ヴィンテージデニムで着崩すジャケットスタイル
POINT
リーバイスを代表するヴィンテージデニム。その風貌からジャケットとは不釣り合いと思われがち。しかし、時代を越えて愛されるヴィンテージデニムには、他には無い可能性があります。例えば、ジャケットスタイルでの使用。このようにインナーやスニーカーに、デニムパンツと相性の良さそうなシンプルなモデルを選べば、あとはデニム自身が存在感を放ってくれます。そして、これまでと異なり、やや太めのシルエットのパンツを合わせても、ジャストサイズで合わせたジャケットとのコントラストが愉しめます。